ChemEuroJ誌に横浜国立大学、産業技術研究所、電源開発との産学官共同研究の成果が論文として掲載されました。
本研究は、微粉炭火力発電所の排ガスと廃棄太陽光パネル由来のシリコンを原料として温和な条件でギ酸を生成するカーボンリサイクル技術に関するものです。横浜国立大学(本倉教授ら)の基本発明をベースに実機プラントへの実装を想定した研究開発を進めているものです。①火力発電所から排出される排ガス(廃棄物)を原料とし、②排ガスからCO2を分離する必要がなく、③廃棄太陽光パネル等由来のSi(廃棄物)を還元剤を用いたカーボンリサイクル技術です。
今回の論文では、従来使用していた高価な触媒(TBAF;テトラ・ブチル・アンモニウム・フルオリド)に代わり、安価な物質(アミン、フッ化物、酸)を組み合わせることで反応系内でTBAF相当の活性を有する触媒を合成できることを示しています。
触媒のコスト比較です。従来比で1/20です!!
引き続きこの産学官連携体制で本技術の社会実装に向け尽力したいと思います。
Chemistry – A European Journal RESEARCH ARTICLE
Open Access
In situ Generation of Fluoride Catalysts for CO2-to-Formic Acid Conversion With Silicon Reducing Agent
S. M. A. Hakim Siddiki, Yusuke Tanimura, Mariko Honda, Shingo Hasegawa, Kazuo Namba, Yuichi Manaka, Ken Motokura
First published: 12 May 2026
https://doi.org/10.1002/chem.71108
Chemistry A European J – 2026 – Siddiki – In situ Generation of Fluoride Catalysts for CO2‐to‐Formic Acid Conversion With
