非定常作業|いつもと違う作業に潜む危険を考える

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非定常作業とは|いつもと違う作業に潜む危険を考える

設備の点検・保全・補修、トラブル対応、起動・停止など、日常とは異なる条件で行われる非定常作業には、定常作業とは異なる危険が潜んでいます。

非定常作業では、設備の状態や作業方法、作業者、周辺環境などが変化するため、普段は安全に行えている作業でも、思わぬ労働災害につながることがあります。

大切なのは、作業者の経験や注意力だけに頼るのではなく、危険を事前に把握し、作業の変化に対応できる安全管理の仕組みを構築することです。

本シリーズでは、非定常作業の基本的な考え方から、リスクアセスメント、リスク低減措置、突発トラブルへの対応、変更管理、KY・TBM、安全教育まで、全10回にわたって体系的に解説します。

「人に注意させる安全」から「仕組みで守る安全」へ。

非定常作業における労働災害を防止するために、現場と管理者が何を考え、どのように行動すべきかを整理していきます。

【重工系労働安全アーカイブ#17】非定常作業とは|なぜ「いつもと違う作業」で災害が起きやすいのか
工場やプラントの安全を考えるとき、どうしても目が向きやすいのが、普段行っている作業です。たとえば、 機械を運転する 原料を投入する 製品を取り出す 設備を監視するといった毎日の作業です。こうした繰り返し行われる作業は、一般に定常作業と呼ばれ...
【重工系労働安全アーカイブ#18】計画的な非定常作業と突発的な非定常作業|何が違うのか
前回の記事では、非定常作業とは、通常の設備状態から外れて行われる作業と整理しました。たとえば、保全点検清掃調整段取り替え補修・修理異常処置設備停止設備立上げ試運転休止後の再稼働などです。ただし、これらの非定常作業は、すべて同じ性質を持ってい...
【重工系労働安全アーカイブ#19】なぜ非定常作業では災害リスクが高くなるのか|経験不足・手順不足・単独作業・設備停止・連絡不足から考える
工場やプラントでは、通常運転↓点検↓補修↓異常処置↓設備停止↓復旧↓試運転といったさまざまな作業が行われます。このうち、通常の運転状態から外れて行われる作業が、非定常作業です。非定常作業では、しばしば労働災害のリスクが高くなります。では、な...
【重工系労働安全アーカイブ#20】非定常作業のリスクアセスメント|作業前に何を考えるのか
非定常作業では、保全点検補修異常処置設備停止設備立上げ試運転など、通常とは異なる設備状態で作業します。そのため、「いつもの作業で大丈夫だったから、今回も大丈夫」とは限りません。設備のカバーが外れている。安全装置が一時的に解除されている。配管...
【重工系労働安全アーカイブ#21】リスク低減措置の優先順位|「注意する」より作業そのものを変える
リスクアセスメントでは、危険源を見つける↓リスクを評価する↓対策を考えるという流れで進みます。しかし、ここで一つ注意したいことがあります。それは、対策なら何でもよいわけではないということです。たとえば、「十分注意する」「作業前KYを徹底する...
【重工系労働安全アーカイブ#22】突発トラブル時に作業を始めてはいけない理由|まず止める・呼ぶ・待つ
設備が突然止まった。異音がした。詰まりが発生した。センサーが異常を示した。配管から漏えいした。こうした突発トラブルが発生すると、現場では自然に、「何が起きたのだろう」と考えます。そして次に、「早く原因を見つけたい」「早く直したい」という心理...
【重工系労働安全アーカイブ#23】非定常作業と変更管理|いつもの手順が使えないときどうするか
現場では、「いつもと同じ作業です」と言われることがあります。しかし、本当に同じでしょうか。作業場所が違う設備が違う工具が違う作業者が違う足場が違う保護具が違う周囲で別の作業をしている設備の停止方法が違うこうした小さな違いが重なると、いつもの...
【重工系労働安全アーカイブ#24】非定常作業のKY・TBM|作業前ミーティングで何を確認するのか
昨日と今日で条件が違う前回と今回で設備状態が違う作業者も違う周囲の作業も違うということがあります。そのため、リスクアセスメント(RA)を実施しているから大丈夫手順書があるから大丈夫では十分とは限りません。実際に作業を始める直前には、今日、こ...
【重工系労働安全アーカイブ#25】非定常作業の教育|新人・未経験者をどう守るのか
非定常作業では、いつもと違う設備状態いつもと違う作業方法いつもと違うメンバーいつもと違う周辺作業が重なります。このような状況では、経験のある作業者でも判断が難しくなることがあります。まして、新人配属されたばかりの作業者応援者別部署から来た人...
【重工系労働安全アーカイブ#26】非定常作業の安全管理まとめ|人に注意させる安全から仕組みで守る安全へ
非定常作業では、設備状態が変わる作業方法が変わる作業者が変わる工具が変わる周辺作業が変わる作業途中で条件そのものが変わるということが起こります。そのため、定常作業と同じように、「手順書どおりやれば大丈夫」「いつも注意しているから大丈夫」とは...